ワセリンを使って手湿疹のケア
白色ワセリンとして市販されているものは無味無臭です。口に入っても目に入っても安全な物質と考えて差し支えないと思います。実は医薬品としての、口内炎用の軟膏や眼軟膏の基剤として使われているのが、この白色ワセリンです。手湿疹の治療薬としても優れていると思われます。
ワセリンでの簡単な治療法：白色ワセリンはお近くの薬局で簡単に手に入ります。白色ワセリンを小さじ半分くらいとって、両手によく揉み込みます。ワセリンが体温で溶けて柔らかくなっていきますので、時間をかけてまんべんなく揉み込みましょう。荒れている部分には特に念入りに。 その後、乾いたペーパータオルなどでべたつきが気にならなくなるまでふき取ります。車にワックスをかけるような感覚で、きれいに拭き取りましょう。
これだけですので、２～３分もあれば終わります。ワセリンは手洗いによる手荒れを防いでくれます。数日で手の状態が変わってきて、ツルツルの手になるでしょう。これを一日何度か行います。
例えば水仕事が多い人なら、朝起きてすぐや水仕事の前後に、また、お風呂上りや就寝前などにも塗りこんでください。短時間で終わりますので、数多く行ったほうがいいでしょう。もちろん、これでもまだ皮膚が荒れている場合は、ワセリンを塗る回数を増やしください。ワセリン自体は、極めて安全な物質ですから。